2022年6月24日金曜日

小平市会計年度任用職員News 第3号


小平市はAさんに「適応障害」を
負わせた事実から逃げるな!
労基法違反の労働を強制していた
事実を認めろ!


小平市議会本会議で、会計年度任用職員の現実が明るみに

 小平市役所で働く労働者の皆さん。とくに会計年度任用職員の皆さん。
 会計年度任用職員のAさんが開けた「アリの一穴」が、大きな穴になろうとしています。会計年度任用職員は、公務員である前に一人の労働者であり、一人の人間です。納得のいかないことには、声を上げていきましょう。

 6月7日小平市議会の本会議で、橋本久雄市議が多摩連帯ユニオンのまいた「小平市会計年度任用職員News」第1号第2号について、以下のような質問を行いました。

「1 このニュースに記載されている内容について、市の認識及び対応は」
「2 初日からワンオペ勤務をさせたこと、無報酬での勤務を黙認したことは問題ではないか。また、Aさんが診断書を提出したのに何の対応もしないのはなぜか」
「3 Aさんと市はいまでも雇用関係にあるとの認識でいいのか。すでに雇用関係にないのであれば、何月何日付で雇用関係はなくなったのか」
「4 このことについて、担当課に会派として説明を求めたが、個人情報にかかわること、弁護士と相談しているので説明できないとのことだった。説明できる範囲で説明するべきではないのか」
「5 2022年3月24日付入館時タイムカードの打刻『8時半までに終了したい作業等』というA3版の資料がAさんに配布された。・・・始業時間は8時30分であるにもかかわらず、その前に無報酬で仕事をすることを求めている。これは時間外勤務であり、労働基準法に違反しているとの認識はあるか」
「6 上記5のことについて、弁護士はどのように説明しているのか」
「7 上記5の労働慣行は会計年度任用職員が配置されている職場以外の職場でも行われているのではないか。そういうことはないと断言できるか。また、全職場の調査が必要ではないか」
「8 以上のAさんへの対応について、市にはどういう責任があり、どのような謝罪をするのか」
「9 このことについて、全職員に周知する必要はないか」

 以上の質問に対して、小平市は何と答えたか。

 ●小平市は、小林洋子市長先頭に、小平市民Aさんの訴えに全くの無回答だ!
 上記「1」について、教育長は、「ビラ配布は承知」と回答し、「2」について、「一人勤務については、具体的には、守秘義務から回答は差し控える」との回答でした。しかし、実際は、Aさんが勤務日でない日も出勤していた事実は、所属長である館長に黙認されています。「言えない」というのは全くおかしなことです。
 「3」の雇用関係の有無についても、「守秘義務から回答は差し控える」(地域学習担当部長)
 診断書について、無対応であることについて「労務上の話し合い中なので、答弁できない」休職中という判断かという橋本市議の問いについても「その件についても、答弁できない」(全部、 地域学習担当部長)小平市は、一人の会計年度任用職員を「就労に伴う」適応障害を負わせておきながら、謝罪しないどころか、「個人情報」を理由に答弁を拒んでいるのです。
 橋本市議は、マニュアルの中の「8時30分までに終了したい作業」の部分を読み上げる。「これ全部、暗記して、作業することできますか」 → 「暗記できるかは申し上げられない」(阿部・地域学習担当部長)
 橋本市議「8時半前の労働は時間外になるのではないか」 → 市の労務担当「8時半前には時間外になる」「この件に関してではなく一般論としては勤務時間外労働になる」 橋本市議「公民館34人の会計任用職員全員に配布しているのではないか」「その認識はあるか」 → 「協議行っているところ。説明できない」
 
 最後に橋本市議は、小林洋子市長に質問しました。「市は、申し訳ないと言わない。市長はどう思いますか?」 → 小林市長「個別具体的にはお答えできない。緊急性についても、他に波及性があるかについてもあるとは考えない」
 皆さん、これが小平市の会計年度任用職員に対する姿勢なのでしょうか?大いに問題があると思いませんか。就労に伴う病気を負わせても何の見舞いの言葉もかけず、時間外労働が明らかになっているのに、事実を認めようとしないのです。
 小平市はAさんに「適応障害」を負わせた事実から逃げるな!労基法違反の労働を行わせていた事実を認めろ!

【抗議先】小平市役所教育部総務課
☎042-346-9572


ニュースへのリンク

小平市会計年度任用職員News 第7号

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